2018年10月15日月曜日

葉山町総合防災訓練に参加しました。





10月13日~14日にかけて、葉山町の防災訓練に参加してきました。この防災訓練は宿泊体験もあり、実際の避難の時のように避難所で炊き出しや宿泊をするという訓練でした。
天候はくもりで、風が冷たく強めに吹いていたために今回は展示レイアウトを変えてみました。
ボランティアの犬が5頭(+ぬいぐるみ1頭)・訓練参加犬は3頭でした。
同行避難受付後、展示ブースでの管理でした。最初は沢山の知らない人に見られたことから興奮し多少吠えたりもしましたが、布でケージを覆ってあげることで落ち着き、残りの時間は飼い主さんのお迎えまで静かにしていました。
普段からハウストレーニングの出来ている子は、どんなところでも問題なく過ごすことが出来ます。




よく聞かれる質問で一番多いのが「狭いケージに入れて可哀相に思うがどうなんですか?」ということです。
犬という生き物(猫もそうですが)は暗くて狭いところを好む生き物です。
普段の生活でも、雷が鳴って怖い時・悪いことをして怒られた時、犬は暗くて狭いところに入りたがることがあります。
家にハウスのある犬は、構わないでほしい・そっとしておいてほしい時にハウスにこっそり入っていくことがよくあります。
そのくらい、犬たちにとって狭いところは落ち着けるようです。
今回参加した犬たちも、隣同士に並べても吠えあうということは全くありませんでした。

展示後、宿泊の犬たちは宿泊訓練の場所に移動して訓練を続けます。
日中から宿泊まで参加している二匹。下にはアルミの保温シートを敷き、上から布をかぶせて落ち着くように風・寒さ対策も兼ねて。
お世話はもちろん、飼い主さんの責任で。出し間違い・盗難防止の為に、受付でカードを書き、必ず管理者が確認してから引き渡しています。



《夜間の様子》



宿泊型に参加した犬達はボランティア犬3匹、(1匹は高齢の為、車内管理)訓練参加犬3匹、計6匹で行いました。今回の宿泊型訓練、ペット管理場所は屋根がある場所ではありましたが、23時過ぎより雨風が非常に強くなり、朝までの間3回、場所を移動せざる得なくなりました。確かに屋根があり、安心な部分はありましたが、災害時、特に大地震による災害においては、屋根があること、建物の中であることは二次災害を引き起こす可能性が高いことを感じました。やはり、学校が避難所の場合のペット避難場所は建物倒壊の被害がない場所にテントを設営して、天幕を張ることがあらゆる状況に対応可能ではないかと思われました。
さて、避難訓練に参加した犬達はおとなしく、(時々吠える犬もいましたが)落ち着いていました。今回雨風があった為にあまりグッスリ眠ることはありませんでしたが、朝には元気に飼い主さんに迎えられ、散歩に行っていました。夜間雨風に加えて、気温も下がったため、ケージにかける掛け物を調整したり、キャンプに使用するタープを利用しました。朝には雨が上がり、それぞれ訓練終了して無事に帰宅していきました。
今回ケージを持参せず避難訓練に参加した方が二名、ソフトケージを持参した方が一名でした。持参しなかった方は葉山町が準備していたケージを使用することができました。
夜からは体育館にて「ペットと同行避難」についての講話を30分行いました。30分という時間ではお話きれないものが多々あり、結局終了後、個々に質問にいらした方へ対応させていただきました。この件に関してのお話はやはり1時間、質疑応答を含めると一時間半は必要に感じます。何故なら、この単なる「同行避難」には色々な問題が含まれているからです。参加犬達は食欲が落ちることもなく、1日だけでしたが、無事に終了しました。
参加いただいた飼い主さん、お疲れ様でした。参加した方々は次の課題が見えてきたと思います。次の訓練までにステップアップしてまたご参加ください。     

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