2024年9月30日月曜日

9月活動報告







929()横須賀市三笠公園にて「動物フェスティバルよこすか2024」が開催されました。毎年このイベントは開催されますが、いつも強風で悩まされるイベントです。今回も気温的には低めの過ごしやすい気候でしたが、風が強く,掲示物の展示に苦労しました。「ペットと同行避難」について午前,午後と30分皆さんにお話しする時間がありましたが、

今回は一番人数的に少なめでした。ただ、集団でお話しするよりも,個々でお話しすることが多く対応に追われました。

今回はボランテイアが私と主人だけであり、主人は孫のイベントに午前中出席し、私一人での準備となりました。ところが一人で黙々と準備をしていると、なんと以前ペット防災の勉強会を主催されている坂本防火防災クラブの防災士さんが応援に来てくださり、本当に助かりました。「ありがとうございました」ここの坂本防火防災クラブでは色々な勉強会を企画していただいています。1029日にはお茶会形式での防災についての座談会、11月6日には2時間のペット防災の勉強会など予定しています。

今回ペット防災の話だけではなく、お昼ごろに「動物〇×ウルトラクイズ」を主催者より任され、そちらへ移動。今回はいつもの動物についてのレアなクイズではなく、「日本での動物の歴史、身近なペットたちを中心とした愛護に関連する問題」をたくさん用意してきました。が・・・・なんと1問目で全体の3分の2が敗退。

結局4問で決着。もっと優しい簡単な問題の方がよかったのかな?と少しだけ落胆してしまいました。このクイズが終了し、15分後私のブースで午後の部の「ペット防災」に関してのお話をさせていただきました。関心を示していただける大半がなんと横須賀市外の方にはちょっと驚きました。しかし「避難所はどこかわからない」「何も用意していない」との声も結構耳にしたのには驚きました。昼過ぎより雲行きが怪しくなってきましたが、雨にあたることなく無事終了しました。

今回のイベントでボランテイアとして新たな挑戦をしてみました。

それは今まで全てずっと無償で活動してきました。ちなみに今まで代表が活動している被災地支援活動は代表自身が全て賄っており、ボランテイア費用から捻出したことは1度もありません。ボランテイア会費年間一人2000円で今まで掲示物の印刷、資料のコピー、カレンダー配布、防災訓練依頼の現場への交通費など全て賄い、足りない分は代表が全て捻出してきました。しかし2人だけではなかなか厳しくなってきたため、活動に直接関われなくても、せめて寄付をしていただきコピー代、掲示物などの購入、交通費に使用させていただきたくお願い箱を設けてみました。

今回の寄付金額は\1545となりました。ご協力いただき本当にありがとうございました。全てはペットと飼育者が災害時に困らないため、飼育放棄させない社会にするため、殺処分0となる蛇口を閉める活動、そして「住みやすい街づくり」につなげようと15年間地道に活動してきました。初めての寄付のお願いでした。

今回話が聞けなかった方、またはもっと話が聞きたい方は116日(水)14:00~

16:00横須賀市中央図書館で開催される講演会の紹介もさせていただきました。詳細はまた後日告知させていただきます。

以上報告でした。ご協力いただきました皆様、心よりお礼申し上げます。

ボランテイアスタッフは常時募集しています。何かしら手伝いできる方、どうか住民のため、そしてよりよい街づくり、防災に強い街づくりのためにご協力お願いいたします。

 

2024年8月23日金曜日

今年度の予定更新



皆さんこんにちは。今年は1月1日の能登半島地震から、8月にありました豪雨災害、南海トラフ関係の地震などがあり、改めて防災用品の見直し、避難所についての再確認、防災に関しての家族での話し合いを再確認されたのではないでしょうか?

BOW・WANボランテイアでは15年前より「ペットと同行避難」に関してのお話を住民の方にお伝えしています。

コロナ渦の中でも自治体より依頼はあり、積極的に進めている自治体関係からは防災訓練外の勉強会の開催なども依頼が入ってきています。

改めて、あと残り3か月にはなりますが、ボランテイアでの活動予定を更新させていただきます。


9月29日(日)動物フェステイバルよこすか2024主催:NPO法人横須賀動物愛護協会    

        場所:三笠公園             横須賀三浦獣医師会

10月20日(日)令和6年度葉山町総合防災訓練 場所:葉山町一色小学校

10月29日(火)横須賀市坂本町防火・防災クラブ:「女性のための避難所について」

         場所:横須賀市市民サポートセンター(お茶会形式)

11月6日(水)横須賀市坂本町防火・防災クラブ:「ペットの同行避難を考える」

        場所:横須賀市中央図書館2階視聴覚ホール

11月9日(土)三浦市総合防災訓練 場所:初声小学校

11月17日(日)横須賀市大楠防災訓練  場所:大楠小学校

12月22日(日)わんマルシェ 逗子 

            以上となります。

12月のわんマルシェに関しては詳細が決まりましたら追ってお知らせいたします。

9月29日の動物フェステイバルには、防災用品の展示、実際の管理の様子、今回の能登半島地震での活動状況、そこから見えてきた問題点などをお伝えする予定です。ぜひ参加してみてください。また各自治体関係の相談も受け付けます。代表渡辺はペットのことだけでなく人間の支援も長年行ってきています。特に在宅避難者について、避難所での健康管理、福祉避難所での運営支援、猫の捕獲作業、支援物資の配布、がれき撤去など、多方面で活動してきていますので、この機会にぜひお話しできればと思っています。

全て活動は無償で行っています。(交通費を除く)


 

2024年6月20日木曜日

今年初めての講演会ー「大切な家族(ペット)を守るには」ペットと同行避難を考える

 6月18日(火)、横須賀市坂本町町内会館にて、坂本防火、防災クラブ主催

「大切な家族を守るには」というテーマでお話させていただきました。

本来は2月に行うはずでしたが、2月は大雪警報のため延期となり、そしてこの日はこの日に限って「大雨」と言う何とも言えない天気となりましたが、今回は開催することができました。

防災クラブ13名、町内会長3名、一般3名。誰も欠席せず全員参加という、素晴らしい会となりました。本当にありがとうございました。

今回は能登半島地震での支援活動も含めて2時間はあっという間でした。今回はペットのことに関してもお話ししましたが、人間のことも含めてお話させていただきました。

これは「飼い主とペット」、「人とペットと避難所」を考える上にとても大切なことなのです。ペットだけの避難を重要視することはペットの受け入れ、ペットと同行避難を行うにあたってマイナス因子を作ることをペット飼育者の方に理解をしていただきたいのです。

参加した方からの質問「何故こんなに災害が多い日本なのにペットのことが進まないのか?」

「台湾などの地震の時はすぐに対処できたことが何故日本はできないのだろう」

私は「日本が平和すぎるからです。自分たちには何も起きない、誰かが助けてくれると思っているから」とお答えしました。

今回の能登半島地震も同じです。2007年に起きた能登半島地震。あれから17年、何か変わったことはあったのでしょうか?唯一石川県獣医師会が早くに行動に出たことでしょうか。

17年前の災害を踏まえて何故、同行避難ができなかったのでしょうか?

今回そのことに関してもお話させていただきました。

「ペットのことに関して誰に聞いたらよいのかわからなかった」

「どうして行くことが良いのか?」など不安を抱えたまま、なかなか前に進めなかったとのこと。

今回の話を聞いて不安が払しょくされたといいう意見が出ました。

今回参加してくださった皆さんは防災意識がとても高く、質疑応答などを聞いていても皆さんの防災に関する熱意を痛感しました。昔から頑張っていて今に至り、地道にやっていることは本当に強いものだと思います。私もこの話を初めて19年が経過します。

目立ったパフォーマンスはありません。ただただ思うことは「誰一人、自分が経験した被災地活動で見てきた悲しみを経験させないこと」なのです。

「ペットは家族」であるならば真剣に考えてみませんか?

横須賀市は色々な部分でまだまだ進まなくては、改善しなくてはいけないことがあります。まずは自分たちの身の回りの防災をしっかりと自分たちの地域で作り上げなければならないのです。

「誰かに頼めば」「誰かに預ければ」「誰かがやってくれることに便乗すれば」

自分たちで行わなければ何も始まらないのです。いつも投稿していること。

「今回の話は本題のずっとずっと手前のことなのです」これさえも進んでいない現実を

真剣に考えましょう!私は全面的に応援します。決して格好の良いものでも何でもないのです。各自治会単位でも構いません。日時と場所、人数が集まればどこでもお話に伺います。

横須賀市頑張らなくては!

参加した皆さまお疲れさまでした。皆様に感謝します。同時にこの活動に協力してくださる方を募集します。ともに頑張りませんか?未来の子供たちのためにも!







2024年5月26日日曜日

能登半島地震支援活動報告:4月~5月  人間とペット編

 














4月27日~29日までは七尾市中島町、志賀町にて炊き出しを行ってきました。

今回は人間の部、ペットの部を合わせて、お話させていただきます。

GWも近いこともあり、県外から被災地に親戚がいらっしゃる方々が、被災地に向かう姿もありました。ペット関係の案件は少なかったのですが、炊き出しにいらした方の中で「神奈川県より引っ越しして4か月目に被災し、家は大丈夫であったが、大型犬を飼育していて不安な思いをしている」とのこと。ゆっくり傾聴し、今後の犬の飼育に関する相談を受けました。5月11日、日中は横須賀市愛護センターより「犬の飼い方講習会」の依頼を受け、その夜に夜行バスで被災地へ向かいました。12日より活動開始し、19日に帰宅。

今回は物質倉庫にて物資の仕分けを最初に行いました。物資のニードも被災者の方の自立応援のための物資を考えました。そのため,ペット関係で支援物資保管場所での不足物品の支援,人間関係では介護施設での不足物品の支援が、必要になります。特に介護関係でのニーズが変化してきていて,食品での支援の声を耳にしました。

はっきりは分りませんが、施設の修復費用が加算している影響かもしれません。とりあえず,今ベースにある物資で必要なものをあげ、調整を行いました。

午後からは2月からの継続案件。4か月経過し、やっとお茶を飲みながら、その方の体やメンタル部分のフォロー,また猫飼育の方でもあるので、猫飼育の指導を行いました。

家は全壊,それでも何とか1部屋で2人暮らしていらっしゃいました。

仮設住宅の申請もせず、その件についてもお話しさせていただきました。メンタル部分がかなり今回の災害にて影響が見られるため1日も早く環境を変えることが、必要と思われました。災害ボランティアの使い方に関してもお伝えし、少しでも身体が休まる方向へお話し。猫の問題はかなり心配。ご本人の猫ではなく,知らない猫に関して。「オス猫は去勢はしなくて良い」の考え方が今まで数人の方から耳にしています。地域性なのか?分かりません。その件に関してもお伝えしました.

5月11日(土)~5月19日(日)

5月11日(土)午前中は横須賀市愛護センターより「犬の飼い方」講習の依頼を受けており(これは仕事として)、終了後その夜夜行バスにて金沢市へ向かいました。

今回のミッションは6つありました。

1つ目は穴水で被災にした猫飼育の方が七尾市のみなし仮設へ入居し、その後のフォロー、

2つ目は志賀町で被災された方で在宅避難中の方のフォロー、

3つ目はいまだに復旧が手つかずの能登町での猫の捕獲、およびペット飼育者のための支援物資整理、4つ目は輪島の介護施設での支援物資搬入、5つ目は穴水での仮設住宅入居に関しての支援です。

6つ目は志賀町での炊き出しでした。

前回ペット物資を多く私がベースとしている場所まで支援してくださった、神奈川県の「しっぽ村」さんからのご紹介で能登町柳田まで、ベースより運び出したペット用の物資をお渡しに向かいました。かなり道が悪いことや一つ間違えば,いつでも崖が崩れて来そうな道を通り抜け向かいました。ベースより2時間悪路を走り続けます。ケージの組み立て3,猫の捕獲のための捕獲機の設置の依頼を受け午前中に伺いました。

捕獲機は色々種類があり、今回の捕獲機の扱いは初めてでしたので、調べながらの作成となりました😅

捕獲場所は車で15分ほど悪路を走行。4匹の猫情報があり、猫の通りそうな所を探索3台の捕獲機を設置。3台目を設置してから,最初の設置場所へ戻ると,何と既に捕獲😲2台目の中にも

事態は急展開。1台目の猫はかなり警戒心が強く,暴れる暴れる😣そして私にかなりの威嚇があるため,このまま軽トラには乗せられないと判断。一度依頼者宅に戻り、捕獲機の上に掛けるものを取りに行きました。悪路を15分。そして悪路を15分。

タオルを掛け,しっかり固定し、悪路を15分。怖がらせないようゆっくりと😉

その後ケージの組み立てに。ところが部品がなかったり、形が合わなかったりとトラブル多発😭送っていただいたものなので、仕方がないのですが、これにはかなり苦戦しました。

今まで私は何度か支援物資の仕分けを行ってきますが、半分近くが自宅でいらなくなったものをそのまま送る形が多く、心が何度も折れそうになってしまったことがありますが、今回も残念ながら・・・・結局夕方まで時間がかかり、その日はほかに輪島まで介護施設へ物資支援の運搬もあったため、急いで輪島まで車を走らせました。能登町から輪島まで車で1時間30分。日が暮れる前に何とか到着しお渡しすることができました。山を抜け輪島に出たときには、3か月前とは何ら変わりのない光景が広がっていました。



炊き出しを行ったところでは志賀町稗造公民館の裏が自主避難所になっていて,30人ほどがいらっしゃいました。片づけを行っていると、偶然にも、その避難所から散歩のため出てきた犬と遭遇し、飼い主さんとお話することができました。「触らないでね。咬むから」と。狂犬病は回ってきたから注射したが,フィラリアの薬は貰えない。避難所では周囲の理解があり、この犬を玄関に繋いで飼っていると。しかし、その犬を知っている方からは「かなり吠える」「突然かみつくんだよ」と。そうだよね、繋がれていて目の前を人が行き来すれば、落ち着かないものね。と私は心でその犬と話をしました。

穴水町で仮設住宅での支援を行ったとき、猫飼育の方とお話しすることができました。

猫飼育者1件と犬飼育者1件でしたが、犬飼育者の方にはお会いすることができませんでした。猫飼育の方はまだ家に行方不明の猫がいるとのこと。今の飼い主さんの気持ちをしっかり傾聴してきました。

発災から4か月・・・猫飼育者が多く、猫の飼育に関してはまだまだであると感じました。

2024年4月18日木曜日

 










能登半島地震支援活動案件 :(ペット後編)

2月10日~2月19日、3月15日~24日の活動の中の報告です。

 

2月の活動時のことです。ある町の指定避難所の駐車場で(個人情報となるので詳細は省略)

車中泊避難をされている方がいらっしゃることを、行政の方よりお聞きしました。

その車中に猫12匹と一緒に居ると。いろいろな方が説得しても車中泊をあきらめない。

この避難所には猫用と犬用のトレーラーハウスが設置されていましたが、利用したくない。

駐車場外の空き地にテント泊でもよいからとの提案をしましたがそれも受け入れず。

そこへ訪ねてみました。

猫たちは車の中で日向ぼっこをしていました。飼い主の言い分は「エコノミークラス症候群を心配して言ってくるのはありがたいけれど、私はこの車で会社へ行っている。動いているから大丈夫だと。私は「猫は運動させているの?」と聞いたところ返事はなし。

専門のところに預けることを提案したが、「離れたくない」とのこと。

3月に入り、同じところを訪ねてみると、まだいらっしゃいました。

話は前後しますが、在宅避難者の方々に物資が渡っていないことを2月終了の時期に把握していたため、3月は在宅避難者の方々への物資配布、およびペット飼育者に関する情報収集を中心としての活動を予定していたため、今まで多くの被災地に支援に入っている団体、そして今まで被災地で一緒に活動してきたこともあり、お尋ねし、その団体より物資を分けていただいたり、情報を提供していただきました。「しっぽ村」さんhttps://wannyan.jimdofree.com/、「CDCA」さん//cdca.jp/index.html、本当にありがとうございました。

今回その車中泊の猫飼育の方にも支援物資をお届けしました。その時はもう「移動しましょう」などの言葉はかけず、猫の状態や、飼い主さんの体の状態をお聞きし、支援物資を

お渡ししたところ、やはり車中泊の方も避難所からの支援物資は無く、個人のボランテイアさんより猫エサなど分けてもらっていたとのこと。そして朗報が!「4月には仮設住宅に入れることになったんです」と嬉しそうにおっしゃっていたのです。私は飛び上がるほどうれしく、「もう少し、頑張りましょうね」と声をかけると、初めて笑みを浮かべていただけました。

3か月、本当に頑張った!車中は毛だらけ、シートもボロボロになっていました。

猫もやっと上下の運動ができるのです。飼い主さんも頑張ったけれど、猫も頑張った!

3月の活動では、在宅避難の猫飼育者の方に送っていただいた支援物資を各戸に配布しました。とても喜ばれ、猫の相談も受けました。

穴水町さわやか交流館プルートではここの副所長さんがペット飼育をされており、今も一緒に出勤しているとのこと。実際ペットの支援に対して、同業のスタッフ間でもペットの管理に対しての意見が分かれることもあったのと事。しかしここは人間もペットも支援ではほかに比べて、行き届いている場所であることを感じましたが、実際ペットの姿はありませんでした。輪島の方では校舎の外の屋根があるところに、つながれている犬が2匹見かけました。1匹は不安のためか吠えが頻繁に聞かれました。普段から外犬ということ。

もう一つの避難所では鳥が校舎の廊下に置かれていたり、避難所内の部屋を自由にしているトイプードル、ダックスなどがいましたが、これは単に周囲の理解があり、施設の考え方があるのかと思いました。たまたま少ない頭数であったためにこれが実現できたのだと感じました。(あくまでも例外)

今回ペットに関しては情報が本当に上がってきません。今までの被災地にはなかったことでした。あくまでの石川県の獣医師会、石川ドッグレスキューが主導となり動いているようです。

獣医師会も各地域の獣医さんたちが、治療、預かりを行っているようです。

近い場所での預かりならば、会いに行くこともできます。しかし発災2日から人間の行方不明者が多数いる中で、県外の団体が大々的に預かりの広告を発信する行為に心が痛みました。

緊急車両優先の時期に平気でペットを受け取りに行く行為がどれだけ、後から周囲の批判をあび、同行避難を拒否される原因になるか?

環境も変わり、飼い主さんも心配だから会いに行くこともスムーズにできない。

ペットを災害時に受け入れてもらえるためには、日ごろからの行動、活動が大きな要となるのです。

他に避難所近辺での預かりを主導しているのは日本ドッグレスキューwww.japan-rescue.com、ピースウインズ・ジャパン//peace-winds.org、石川県と一緒に動いている方々とも珠洲市の飯田公民館にてお話を伺ってきました。

2007年にも能登半島地震が起きました。この時の被災動物救護活動についての記事を読み返して、いったいその17年前から何か変化したことはあったのだろうか?と今回の活動を通して疑問に感じました。17年前の災害時の問題を教訓にして変化していることはあったのだろうか?と。

確かに獣医師会は早くに動き出しました。さて皆さんの地域はどうなるでしょう?

獣医師会が何とかしてくれる?預かってもらえるとそうでしょうか?今は何事も起きていないから、他人任せになります。獣医師さんのところが被災したら?預かり先が被災居したら?

そこを考えてみてください。まずは今住んでいるところから考えてみましょう。自分たちの力で、日ごろから話し合い、避難所としてどのような運営をしていくのか?

災害が起きてからは人命優先です。そこで泣いてわめいても何も始まらないのです。たくさんこのような事例を見てきたからこそ、言えることなのです。

宜しくお願いいたします。

2024年4月15日月曜日

今年度の予定

 令和6年度、BOW・WANボランテイア「災害時ペットと同行避難」に関する依頼予定をお知らせいたします。

以前からお伝えしていますが、「15分で4回話してほしい」「やりました」的な依頼は申し訳ありませんがお受けできません。

これは継続していかなければ、なかなか上手く実行できないのです。

人間の防災訓練を毎年行うのであれば、ぜひペットの訓練も行ってほしい世の中に変化してほしいです。

代表がお伝えしていることは「同行避難」の実現に向けてのまだ準備段階のお話なのです。

短時間でお伝えすることは非常に無理があります。

講演に関しては最低1時間~であり、定期的な勉強会開催、防災訓練時実際体験を行うことをお勧めします。

「ペットと同行避難、同伴避難」に協力していただけるボランテイアスタッフを募集しています。

防災士、ペットに関心のある方、防災について関心のある方、住みやすい街づくりに関心のある方など多職種連携で「災害に備えて」一緒に活動しませんか?その時になってでは何もできません。

発災してから行動はできません。後悔しない。大切な家族ならば、真剣に考える必要があります。人任せにせず、飼い主さん、自治会が一体となって、発災してからのトラブルにならないよるうに、「備えよ、常に」です。


6月11日(火 )10:00~12:00 坂本町防災勉強会

10月20日(日)10:00~      葉山町防災訓練:一色小学校

11月9日(土)10:00~       三浦市合同防災訓練:初声小学校

11月17日(日)10:00~      大楠小学校防災訓練




能登半島地震被災地支援に関する報告(ペット:前編)

 代表渡辺は、2月10日~18日、3月15日~24日、能登半島地震被災地支援活動を行いました。

今回は人間支援、ペット関係支援、両者を行ってきています。人間支援の中には、子供支援、炊き出し、倒壊家屋の片づけ、支援物資運搬、介護関係施設支援、ペット関係は、避難所での様子、在宅避難者でペット飼育者への物資支援、運搬、飼育相談カウンセリング、今回石川県の行政代表として動いているジャパンレスキュー、ピースウインズ・ジャパンからのヒアリングを行ってきました。

色々なNPO団体、日本財団の方々の協力、またペット関係はCDCA,しっぽ村の方々とも連携をし、情報交換、収集を行いながら活動してきました。

今回の災害は、いろいろな問題点が浮き彫りとなり、実際被災者からの生の声が非常に多く、復興がなぜ進まないのかが、実際の活動で手に取るように分かったのです。

今回内容がかなり濃いため、ペット部門の案件のみを投稿したいと思います。

ペットに関する詳細に関しては、講演会などでお伝えしたいと思っています。

BOW・WANボランテイアは全て無償で行い、寄付などは募っていませんので、今までの代表渡辺の被災地活動も全て自分からの捻出となっています。


「ペット編:前編」


2月に七尾市での活動中、猫飼育に関しての相談がありました。

「家族と同居中に被災。飼育していた猫が外へ出てしまった。

2週間ほどして家に戻ってきたが、肩にひどい傷を負っていた。今は病院へ入院中。家は広域半壊のため戻れず、現在就業している施設から仕事へ行っている。

入院している病院の獣医さんは落ち着くまで預かってくれると行っているが、狭いケージに入れられてかわいそうだから何とかしたい。」という案件

まず現在までの猫の飼育方法について聞き取り、問題点を抽出し、猫という動物についてお話。猫にとってどのような環境が望ましいのかを提案。その家族にとってやりやすい方法を一緒に考えました。

その猫の飼い主さんは「とにかく今狭いところで可哀そうだから早く迎えに行きたい」との一転張り。そこで私はその方にお聞きしました。「猫を連れて帰ることはできても、その猫とあなたが安心して暮らせるところはありますか?」と。

ボランテイアに一時的に預かってもらう案も頭に浮かびましたが、その飼い主さんとお話している中で「自分のもとに置いておきたい」という気持ちが非常に強く、預けたとしてもきっと落ち着かないだろうと判断。お話はしませんでした。

まずその猫の傷が良くなるまでは、病院で管理していた方が安心であること。

「安心して暮らせる場所を探すこと」が最優先。猫の傷が良くなってから猫を引き取ること。

そして外へ出た経験のある猫を、室内飼いに慣らしていく環境を整え、準備すること。詳細は省きますがその話をじっくりとお伝えしました。

地域性もありますが「猫は外へ行くのが当たり前」となっている習慣をいかにそうではないこと、リスクがどれだけ大きいかということをじっくりとお伝えしていくことは本当にエネルギーを吸い取られます。

これは被災している被災していない以前の問題なのです。

3月に訪問したときには猫を引き取り、実家に連れてきていました。

まだ引き取る環境ではなかったのですが、(半壊した家は再建中のためいつでも外へ出てしまう環境でした)飼い主さんの「かわいそう」の気持ちが非常に強く連れてきてしまっていたのです。ただ一つだけ進展はありました。新しくその方と、猫の住む家は見つかり、引っ越す予定にはなっていました。そこに至るまで、私は2月の活動終了後も何度か連絡を取り合って進捗状況を支援してきました。しかし、獣医さんから今の家に連れてくるときの移動手段が非常に良くなく(車の中で自由にさせ、道路事情が非常に悪い中での移動を経験させてしまった)、猫が今までの様子と明らかに違うということを今度は心配されていたのです。

猫の様子を見る限り、身体的に問題なく、受傷した傷もすっかり良くなり、あとは、今環境に慣れていくことだなあと(今まで安心するケージに居たのに急に自由に解き放されて、それも倒壊した環境の違うところに放り出されたのですから、非常に警戒心があったのです)判断したのですが、飼い主さん側はそれでは満足しなかったのです。今まで猫と離れていたその心のすき間、寂しさを猫に求め始めていました。「今までこうだったのに、こうしてくれない」「やはりあんな狭いところに入れていたからこうなったんだ」など、私に不安をぶつけてきました。私は一つ一つ傾聴しながら、猫の気持ちをお伝えしていくと、落ち着かれてきました。そして今後の新たな家まで行く道のりの移動方法のために、今から飼育している猫に教えていく内容、飼い主さんのかかわり方などをお伝えしました。堅苦しく聞こえるかもしれないのですが、実はこれを行うことが両者にとってとても安心して生活をしていかれることであることをお伝えしました。

ペット後編にも出てきますが今回フードなどのご支援をいただいた「しっぽ村」さんのご協力もあり、その方にもフード、おやつの支援をお届けしました。

物資の支援を行うことによって、少しでも経済的な部分で精神的な安楽が提供できればと考えました。3月の活動が終了した後も何度か連絡を取りました。

2週間経過して、やっと今まで通りの猫の様子に戻ったとの報告がありました。

その後、元気な猫の写真も送られ、飼い主さんも元気になりつつあります。

今後も訪問時にfollowを継続していきたいと考えています。

今回は受傷してしまったこともあり、病院での預かりになりましたが、預かりに関して弊害もあることを感じました。ましてや違う県に連れていかれることで、気候も異なり、また戻ることでストレスがどれだけかかるのか?また飼育者の復興への士気が低下する場面も今回のことではありませんが、目にしてきました。身近に「この子がいる、この子のために頑張ろう」と一緒に生活していらっしゃる方も見てきたのです。簡単に預かりを宣伝することは色々な面で非常に危惧することであり、本当の支援とは発災直後ではなく、これからなのです。

後編に続きます。