4月27日~29日までは七尾市中島町、志賀町にて炊き出しを行ってきました。
今回は人間の部、ペットの部を合わせて、お話させていただきます。
GWも近いこともあり、県外から被災地に親戚がいらっしゃる方々が、被災地に向かう姿もありました。ペット関係の案件は少なかったのですが、炊き出しにいらした方の中で「神奈川県より引っ越しして4か月目に被災し、家は大丈夫であったが、大型犬を飼育していて不安な思いをしている」とのこと。ゆっくり傾聴し、今後の犬の飼育に関する相談を受けました。5月11日、日中は横須賀市愛護センターより「犬の飼い方講習会」の依頼を受け、その夜に夜行バスで被災地へ向かいました。12日より活動開始し、19日に帰宅。
今回は物質倉庫にて物資の仕分けを最初に行いました。物資のニードも被災者の方の自立応援のための物資を考えました。そのため,ペット関係で支援物資保管場所での不足物品の支援,人間関係では介護施設での不足物品の支援が、必要になります。特に介護関係でのニーズが変化してきていて,食品での支援の声を耳にしました。
はっきりは分りませんが、施設の修復費用が加算している影響かもしれません。とりあえず,今ベースにある物資で必要なものをあげ、調整を行いました。
午後からは2月からの継続案件。4か月経過し、やっとお茶を飲みながら、その方の体やメンタル部分のフォロー,また猫飼育の方でもあるので、猫飼育の指導を行いました。
家は全壊,それでも何とか1部屋で2人暮らしていらっしゃいました。
仮設住宅の申請もせず、その件についてもお話しさせていただきました。メンタル部分がかなり今回の災害にて影響が見られるため1日も早く環境を変えることが、必要と思われました。災害ボランティアの使い方に関してもお伝えし、少しでも身体が休まる方向へお話し。猫の問題はかなり心配。ご本人の猫ではなく,知らない猫に関して。「オス猫は去勢はしなくて良い」の考え方が今まで数人の方から耳にしています。地域性なのか?分かりません。その件に関してもお伝えしました.
5月11日(土)~5月19日(日)
5月11日(土)午前中は横須賀市愛護センターより「犬の飼い方」講習の依頼を受けており(これは仕事として)、終了後その夜夜行バスにて金沢市へ向かいました。
今回のミッションは6つありました。
1つ目は穴水で被災にした猫飼育の方が七尾市のみなし仮設へ入居し、その後のフォロー、
2つ目は志賀町で被災された方で在宅避難中の方のフォロー、
3つ目はいまだに復旧が手つかずの能登町での猫の捕獲、およびペット飼育者のための支援物資整理、4つ目は輪島の介護施設での支援物資搬入、5つ目は穴水での仮設住宅入居に関しての支援です。
6つ目は志賀町での炊き出しでした。
前回ペット物資を多く私がベースとしている場所まで支援してくださった、神奈川県の「しっぽ村」さんからのご紹介で能登町柳田まで、ベースより運び出したペット用の物資をお渡しに向かいました。かなり道が悪いことや一つ間違えば,いつでも崖が崩れて来そうな道を通り抜け向かいました。ベースより2時間悪路を走り続けます。ケージの組み立て3件,猫の捕獲のための捕獲機の設置の依頼を受け午前中に伺いました。
捕獲機は色々種類があり、今回の捕獲機の扱いは初めてでしたので、調べながらの作成となりました😅
捕獲場所は車で15分ほど悪路を走行。4匹の猫情報があり、猫の通りそうな所を探索❗3台の捕獲機を設置。3台目を設置してから,最初の設置場所へ戻ると,何と既に捕獲😲2台目の中にも…
事態は急展開。1台目の猫はかなり警戒心が強く,暴れる暴れる😣そして私にかなりの威嚇があるため,このまま軽トラには乗せられないと判断。一度依頼者宅に戻り、捕獲機の上に掛けるものを取りに行きました。悪路を15分。そして悪路を15分。
タオルを掛け,しっかり固定し、悪路を15分。怖がらせないようゆっくりと😉
その後ケージの組み立てに。ところが部品がなかったり、形が合わなかったりとトラブル多発😭送っていただいたものなので、仕方がないのですが、これにはかなり苦戦しました。
今まで私は何度か支援物資の仕分けを行ってきますが、半分近くが自宅でいらなくなったものをそのまま送る形が多く、心が何度も折れそうになってしまったことがありますが、今回も残念ながら・・・・結局夕方まで時間がかかり、その日はほかに輪島まで介護施設へ物資支援の運搬もあったため、急いで輪島まで車を走らせました。能登町から輪島まで車で1時間30分。日が暮れる前に何とか到着しお渡しすることができました。山を抜け輪島に出たときには、3か月前とは何ら変わりのない光景が広がっていました。
炊き出しを行ったところでは志賀町稗造公民館の裏が自主避難所になっていて,30人ほどがいらっしゃいました。片づけを行っていると、偶然にも、その避難所から散歩のため出てきた犬と遭遇し、飼い主さんとお話することができました。「触らないでね。咬むから」と。狂犬病は回ってきたから注射したが,フィラリアの薬は貰えない。避難所では周囲の理解があり、この犬を玄関に繋いで飼っていると。しかし、その犬を知っている方からは「かなり吠える」「突然かみつくんだよ」と。そうだよね、繋がれていて目の前を人が行き来すれば、落ち着かないものね。と私は心でその犬と話をしました。
穴水町で仮設住宅での支援を行ったとき、猫飼育の方とお話しすることができました。
猫飼育者1件と犬飼育者1件でしたが、犬飼育者の方にはお会いすることができませんでした。猫飼育の方はまだ家に行方不明の猫がいるとのこと。今の飼い主さんの気持ちをしっかり傾聴してきました。
発災から4か月・・・猫飼育者が多く、猫の飼育に関してはまだまだであると感じました。
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