2025年7月28日月曜日

1年半ぶりの能登半島地震支援活動報告3:6月22日

 

622()

活動3日目。

いよいよ今回のメインイベントサポート。




「ラポルトすず」にて,ちゃりtea屋は,かき氷,焼そばからの

目玉焼き追加からのフランク追加からのベーコン追加からの「笑顔😄」を行いました。

こちらの施設の目の前には仮設住宅がたくさん並んでいました。

このイベントでは飲食関係は外での提供となっているため、この日の天候をとても気にしていました。雨風強くなる予報でしたが、当日は夕方から雨予報となったため、少し気持ちが

楽になりました。

しかし朝から風がやや心地よく吹き始め、薄曇り。

「良かったね~」は、最初のうちだけでした😅



10時開店

11時頃よりお客様が増え始めた頃から、

心地よかった風が、皆を恐怖に陥れる風に。

お客様がテントを抑えながら焼そばを受け取り、こちらは風でコンロの火があっという間に消えてしまうので、加熱の調整を図りながら,テントと商品を抑え・・・

しかしありがたいことに焼そば+目玉焼き+ベーコン+フランクのリクエストが多くありました。

お客様のオーダーが増えることと比例するように風は強風から暴風へ😭😭😭😭

安全を考慮し、昼過ぎから,販売を全て室内に変更していただきました。

外で必死に作り、室内へ移動

この繰り返しがしばらく続きましたが、

何となんと,120食全て完売

ご協力いただきありがとうございました。



かき氷は全体的に子供が少なかったこともあり、朝イチで氷購入の為に店に走ってくれた仲間には残念でしたが、22日よりも少なめで終了しました。

自然のいたずらにも屈することなく,

被災者支援活動を事故もなく、無事に終了することができました。

口から鼻から耳から,風のいたずらで汚れましたが、笑顔を絶やすことなく、

元気玉を送れたことと思います。

こちらの地域は、従業員が被災し、求人が足りず、土日祝日などコンビニでさえ休業又は時間制限があるのです。唯一1軒ある店にてミーテイングを行い解散。とそれぞれが帰路につこうとしたタイミングで、ポツリポツリとなり帰り道前が見えなくなるほどの豪雨となり、一時避難所開設(23日に閉鎖)までの雨となり、その中でそれぞれが帰宅。

今回の活動のボランテイアスタッフの中には今回の地震で被災し、仮設住宅から2名の方が参加してくださいました。

日をまたいで、翌日、23日午前3時、無事横須賀に戻ってきました。



1年半ぶりの能登半島支援活動報告2:6月21日

 2025.6月21日(土)

志賀町のベースよりこの日は珠洲のベースに移動。

志賀町より珠洲に入るまで輪島市の門前など2024年に何度も通った道を通り、1年半後の活動してきたところを確認してきました。大きな道路はある程度復旧してきていましたが、震災後の豪雨被害にて新たな被害もあり、本当に心が痛みました。

輪島市は1年半前とあまり変わらない光景が目に入ってきました。




この日は暑さとの戦いでした。

本日の活動は、珠洲市大谷にある、「みんなのスーパー,コミュニティースペース」にて

かき氷を住民の皆さんに提供するため10時から14時まで活動しました。

こちらは海沿いに面した集落です。




此処は小さな集落で

20人分位出せれば良いかな?くらいで、開始しましたが、次から次へと

集落の方々も声を掛け合いながらいらしてくださり、「あー、冷たくてすっきりした」と笑顔で家へ戻っていかれました。

災害ボランテイアの方もこちらで昼休憩をとるため訪れ、体をかき氷で冷やし、午後の活動に戻っていきました。

目の前が道路になっているため、色々な工事作業の方々の車も通りすぎ、私たちを発見し、戻ってくる作業の方々もいらっしゃいました。

作業員の1人に「午後から頑張ってくださいね」と声をかけると,「ありがとう我が家なんて全壊なんだ」と,笑いながら戻って行く後ろ姿を複雑な思いでじっと見送りました。




メロン、イチゴ、マンゴー,ブルーハワイ,練乳とあるなかで、人気はマンゴーでした。皆さん、暑さで顔を真っ赤にしながら氷を食べ、「美味しかった!」とホッとした顔で、また仕事場へ戻って行かれました。

一つの活動場所で、それも小さな集落で色々な方々に出会うことができました。

色々な方々でも皆「復興に向けて頑張っている」気持ちは一つ!

暑さの中、海の風が皆の背中を後押ししているような気がしました。






朝に購入した氷があっという間に足りなくなり、発災時よりずっと珠洲にて活動を行って、また発災時よりつながりのある「愛知人」の方にお願いし、追加の氷を持ってきてもらいました。(ありがとうございました)

ある作業員の方は「14時に戻ってくるから」とお願いされ、待つこと1時間。マンゴー+練乳がけを美味しそうに食べていました。

結局見込み20人から54人に

今回は100円以上のドネーション制。

集まったお金は,今回お店の出店に協力してくださった「みんなのスーパー」さんへ全額寄付させていただきました。

小さな集落でも,それぞれのコミュニティーの場所があり、皆助け合い,励まし合いながら生活していらっしゃいました。

終了後、こちらのキッチンスペースをお借りして,明日の焼きそばの袋だし、麺のほぐしを行い、

翌日の買い出し、準備、宿泊場所へ移動となりました。途中,昨年9月に発生した水害で、土石流となった場所,それによって流された家屋を見ながら、山道を進みました。通行止めの迂回道路は橋を新しくかけたところもあれば、今にも崩れてきそうなところがあり、あらためて地震後の豪雨被害の甚大さを感じたのでした。



珠洲のところへ行くまでの間、色々な仮設住宅を目にしてきました。


22日の活動準備のためかき氷の氷を購入するため色々な店を回りましたが
暑さの影響もあり、全ての店が売り切れ状態でした。

夜になり22日一緒に活動するメンバーと顔合わせ、打ち合わせを行いこの日は
お世話になっている「愛知人」のベースに宿泊させていただきました。


#復興に向けて

#人間模様

#能登半島地震支援

  #予想外の展開

2025年7月18日金曜日

1年半ぶりの能登半島地震支援活動報告1.  6月20日編

 今回は昨年能登半島地震支援活動の時に何度か炊き出しを一緒に行っている

「NPO法人ちゃりtea屋」より声がかかり、6月19日~23日活動を行ってきました。

1年半ぶりの活動となります。

2230分横須賀を出発。

順調に走行し、能登には6時前には到着

620()のミッションは,昨年からの活動で、継続中の猫飼育の飼い主さん(七尾在住)に,猫ちゃんの様子など必要なアドバイスをするため,訪問。

穴水市在住だった方が,七尾市のみなし仮設に入居後(昨年訪問しています)


、自宅を購入し、猫と一緒に元気に過ごされていました。

飼い主さんの勤務先も変わり、飼い主さんの精神的な部分の傾聴や猫の飼育方法などの再確認などを行ってきました。

地震前の飼育法に戻ってしまっている現状を見て、残念な気持ちになりましたが、それでも

「何故外に出したらいけないのか?」「何故家の中でもケージを設置していなければならないか」をもう一度、飼い主さんにお話をしました。

次は富来の猫飼育の飼い主さん宅に訪問。こちらは昨年の時点では「全壊」という話であったのですが、再確認では「半壊」「広域半壊」となったようでした。しかし1年半経過した時点でも今だに仮設住宅に入居せず、大きな家のたった1つの部屋で猫と一緒に過ごしている現状を目の当たりにしました。床は歩くといつ抜けてもおかしくない状態。室内は昨年よりは少しはボランテイアによって整理はされていましたが、まだまだの状態でした。ずっとLINEなどでやり取りを行い、精神的な不安などもずっと傾聴してきたのです。

猫ちゃんは元気に過ごしていたようです。飼い主さんも昨年と変わらない笑顔が見られ、少し安心しました。

その飼い主さんの家にて、昨年活動を共にしたことのある仲間に遭遇し、訪問から、家屋の片付けの流れとなりました。半壊,広域半壊の家はやっと公費解体が決まりました。仮設住宅の申し込みをやっと最近行い、今は決定通知を待っているところでした。(その後仮設住宅の入居が決まりました)

災害ごみを搬出し、大きな仏壇を埼玉からボランティアとして参加した消防士3名と共に,移動することが出来ました。ずっと大きな仏壇を出せないことが、家族の心の負担になっているようでしたが、皆で力を合わせて、別の倉庫に移動することができました。




家族の方もとても喜んでおられました。



災害ごみ置き場も,一年前よりはかなり少なくなりましたが、この暑さの中スタッフの方も頑張っておられました。

まだまだ災害ごみは運ばれています。

昼過ぎまで活動し、午後からは翌日の買い出しの下見,翌々日の買い出しを行いました。