2019年11月14日木曜日

11月10日湘南鷹取合同防災訓練に参加





前日9日(土)は三浦市、そして10日(日)は横須賀市の合同防災訓練へ参加しました。前日とはうって変わっての穏やかで暖かな日でした。

湘南鷹取は我がBOWWANボランテイアの地元でもあります。14年前に代表渡辺が新潟中越地震の時、看護師として、そして動物取扱業として活動を行い、この時に「ペットと同行避難の必要性」を痛感、それ以降、毎回毎年「同行避難」に関してのお話を継続してきたのです。14年の間に何度も色々な災害が起きました。その度に代表は活動を行い、被災地の方の相談にのり活動を行ってきました。そのノウハウを生かし、毎年お話しするときは方向性を変えてお伝えしてきたのですが、なかなか浸透しない。湘南鷹取は横須賀市の中でもいち早く、「ペットと同行避難参加型」も取ってきましたが、これも参加者数が増えず。ボランテイアも非常に困っていましたが、今年防災委員の方々が今迄の苦労に理解を示してくださり、「自分たちの住んでいる街のペット飼育数、同行避難に関する意見」のアンケート調査を行い、今現状の避難数の予測、また住民がどのようにとらえているのかを明確にすることができ、そして何よりもうれしかったのが、初めて室内にてパワーポイントを使用し、(毎回外で、通る方にお話しする程度でした)75分という時間をいただくことができたのです。しかし、始まるまでは「そんなに関心は無いのだろうなあ」「人は集まらないのでは」などと心配していました。実際は20分遅れで開始となりました。用意した椅子が足りなくなるほど教室に住民の方が集まり始め、何と63名の方が教室いっぱいに聞きに来てくださいました。代表はその光景を見て涙が出てきました。ここまで来るまでには、本当にいろいろな壁があったのです。今回のお話もほんの入り口の入り口のお話を20分削減によって超省略して、概要をお伝えしただけにとどまりましたが、一番強調してお伝えしたことは「今回のアンケート調査で、飼育者よりも飼育していない方からの意見が非常に多かった。もちろん同行避難は絶対反対!という方もいらっしゃったが、ほとんどの意見の中で同行避難をするべきである。と考えていらっしゃる方が多かった。数年前よりペットに関する意識が変わってきたのではないだろうか。しかしながら、災害時には人間が優先であることを忘れてはならない。飼い主の命が守られて、初めてペットの避難ができるのだ。避難所運営の方々や、行政に頼るのではなく、自分たちはどうしていきたいのか?それに関しての話し合う機会を持ち、情報の共有をペット飼育していない方にもすること。皆が納得する避難所運営をしなければならないのだ」と。

実質55分の中で、講話は40分で終了させ、後の10分は外での防災用品の展示、質疑応答、豆知識をお伝えすることを行いました。

訓練前に行ったアンケートには、今後「ペットとのコミュニテイー」を発足させる目的もあり、任意で名前住所など記入する所を設けた所、100人以上の方に賛同していただけた。これはペットを飼育していない方も含まれている。14年経過し、やっと1歩前に踏み出せたのです。やっとです。これから定期的に「災害時における勉強会」「ペット飼育相談」「運営をどうしていったらよいか」などなど話し合いの場を皆さんで考え、より良い避難所運営ができることを切に祈っています。

今回ご協力いただいた、委員の方々、心より感謝申し上げます。

 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿