2019年10月7日月曜日

動物愛護フェスティバルに参加しました。

皆さん、こんにちは。

106日(日)横須賀市三笠公園にて、「動物愛護フェスティバル」に参加しました。

我がボランティアブースはもちろん「防災」に関する「ペットと同行避難について」の展示・話でした。

前日の天気とうって変わって海沿いのこともあり、強風、寒さ、時折の小雨となり、あいにくの天気となりました。

しかし、多くの方々が三笠公園へ足を運んでくださいました。

我がボランティアは、いろいろな地域の防災訓練に依頼を受け、お話しをしていますが、毎回「○○分の中で話してください」などかなり省略した形でお伝えすることが多くあります。

今回は、「○○時に話をします」は無しとして、とにかくブースに来てくださった方々の話を聞き、質問に関して応えていくこととしていました。

そうとは言え、話がそれぞれに重複してしまうことが多々あるため、午前中1度だけ、集まっていただいた方々へお話をさせていただきました。

このような活動を始めて10年が経過しました。きっかけは、責任者渡辺が、新潟中越地震の被災地にボランティアとして入ったことから始まりました。

渡辺は、環境省が「同行避難」を掲げる前より、ずっと伝え続けています。「そのために必要なことは?」「どうしたら、避難所運営がうまくいくのだろうか?」と。中越地震から数々の災害が起きました。人間の看護師であり、動物取扱業の立場からそれぞれの被災地に足を運び、避難所での活動の経験を生かして、持ち帰り、いろいろな資料を皆さんに発信しています。

23年前よりやっと横須賀市の防災関係の方々も興味を示し、依頼を受けることが多くなってきました。すべて無償で行っています。

昨年は11件の依頼を受けました。「ずいぶん浸透はしてきたかな?」と感じていましたが、今回来場していただいた方々の中では「同行避難と同伴避難って?」「ペットが多いので実際は車で避難所へ行きます」「避難所へ行けばみんな揃っているんでしょ」「ケージなんて・・・」という声がありました。まだまだ先は長いんだと感じました。

私たちが、皆さんにお話ししていることは「ペットと同行避難」についての本当に手前のことなのです。実際「地域のペット仲間の中でのコミュニティーの中で防災に関してのきまりを避難所運営委員さんとすり合わせをして、誰でも納得する避難所づくりをしましょう」とお話ししていますが、そこに行きつくまでの飼い主さんの意識を変えていかなければならないのです。その部分にも大きな課題がいくつもあるのです。今回は質問があまりありませんでしたが、我がボランティアの犬、フェレットたちも寒さと強風の中頑張りました。

いつもこのように自分達の犬やペットを展示する意味は・・・・「もちろんペット飼育者に実際に見てもらうこと」もありますが、私が一番大切にしていることは「ペットが苦手な方たちに安心してもらうこと」なのです。「こうして保管します、こうしてみなさんの動線以外のところで管理します」とお知らせすることなのです。

我がボランティアは、決して「ペット所有者」の立場を優勢にするようなことはしません。「苦手な方々への理解」の方を尊重します。「人間とペットが暮らしやすい街づくり」を基本としているからです。

今回そんな中、ブルー湘南の生放送にインタビューを受け、代表渡辺がお話しさせていただきました。お聞きいただいた方いらっしゃるでしょうか?「まだまだほんの入り口のお話ししかできていないこと」などお伝えしました。

今回寒い中来てくださった方々、本当にお疲れさまでした。いつでも声をかけて頂ければ、お話に伺います。